秀逸なデザインの名刺とは?
名刺の中で、最も重要な情報とは?
それは、「あなたの名前」であるはず。
その情報がきちんと伝えられるのが、
秀逸なデザインの名刺だと考えます。
さて、そう考えると、私のような
「鬼頭 秀彰」という、やたらと画数の多い名前と、
「山田 一 」というシンプルなお名前が、
同じフォントで、同じような配置で、機械的に文字を並べる
だけで、本当によいのでしょうか。
私たちは、標準化され、大量生産可能なものに慣れてしまい、
私たちの名前すら、しかも名刺においてさえ、
何の疑問も持たずに、”そうしたもの”に委ねてしまっています。
そこから伝わってくるものは、きっとうすっぺらなものでしかない。
そうではなく、自分の名前を、じっくりみてもらえるようにするには?
そして、自分を、しっかりと伝えるためには?
たとえば、
鬼 頭 秀 彰
と派手にしてみますか?
山本寛斎さんなら、これでOKかもしれませんが、
これは”私の名刺”にはなりません(笑)。
では著名な書道家に、名前を書いてもらいますか?
・・・それもちょっと違うような気がします。
それとも自分で書いてみますか?
それも良いですが、残念ながら私の文字では、
あまり”伝わるもの”がありません。
難しいですね。
名刺の中で、最も重要な情報である、
「あなたの名前」を、大事に扱い、きちんと伝わるようにするには?
そのために、
知的障がいのある子供たちの力を借り、
計算されたものからは決して生まれてこない文字を使い、
世界にたった一つのあなたの名前をデザインする。
それがキセキノメイシがお手伝いしていること。
そして、この名刺を作ることで、
自分の名前をもう一度好きになる、
そんなことが起きるとすれば、
とても素晴らしいことだと思っています。